日常的にトレーニングをしている方もしていない方も、ベストボディジャパンの名前を一度は聞いたことはあるのではないでしょうか。
各地に24時間使い放題のジムが増えており、
その背景には確実にボディコンテストの存在があり、その影響はかなり大きいのではと感じています
筋肉ゴリゴリのボディビルとも違う、スタイリッシュでカッコイイ体コンテストの先駆け的存在であるベストボディジャパンとは一体どんなものなのか。
ボディコンテストのこと、ベストボディジャパンのことを知らない方に向けて書いていきたいと思います。
ベストボディジャパンの特徴
ベストボディジャパンとは
「世界初!男女の年齢別ミスター&ミスコンテスト」
です(公式より)
2013年より、トレーニング文化を広めたいという思いから立ち上げられました。
世界初とある通り、基本的にボディ系のコンテスト(ボディビル含む)は年齢別では行われておらず、主に体重や身長別です。
年齢で区分されるのがベストボディジャパンの大きな特徴ですね。
ちなみに、名前こそコンテストとついているものの、それなりにトレーニングや食事などを徹底しないと入賞は難しいため、ボディビルと同じで、「競技」という認識でいいと思います。
ベストボディジャパン独自のポージング
ボディビルや、その他ボディ系コンテストと大きく違う点、それはポージングです。
ボディビルはボディビル独自のポージング、フィジークにはフィジーク独自のポージングがあります。
基本的にボディビル以外のコンテスト(ベストボディジャパンやNPCJ、SSAなど含む)も、海外のフィジーク大会のポージングを参考にしていることは間違いないのですが。
ベストボディジャパンはその中でも、男女それぞれオリジナルのポージングの基準があります。
詳しくはホームページで解説しています。
行われる時期と大会の種類
ベストボディジャパンは基本的に、4月〜9月にかけて地方大会が行われます。
そして11月ごろ、地方大会での上位入賞者のみ出場の権限が与えられた日本大会が行われます。
近年競技人口が増え、地方大会は47都道府県で行われています。
ちなみに地方大会は、どこにでもエントリー可能、また何度でも出場可能です。
「埼玉大会では決勝に残れなかったが、その後またトレーニングを重ね、宇都宮大会では決勝に残れた」
なんてことも可能です。
エントリー区分と審査基準
ベストボディジャパンは年齢区分での戦いになるわけですが、まず大枠としてどの区分に出場するかを選びます。
筋肉量であったり振る舞い方であったり、区分によって審査基準が微妙に異なります。
自分はどれに合っているのか、どこに出場したいのかを明確にしましょう。
ベストボディジャパン&ミスベストボディジャパン
- 健康美
- 全身引き締まった身体、バランスの取れたスタイル
- ポージング
- ウォーキングを含む身のこなし、見せ方
- 知性、品格、誠実さ
ベストボディジャパンの名前そのまんま。一般的にはかなりマッチョな部類に入ると思います。
ポージングやウォーキングなどは、ベストボディジャパンが開催しているセミナーに申し込めば練習することができます。
その他分からないことなどを聞ける機会でもあるので、初めての方は一度申し込んでみることをお勧めします。
ミスターモデルジャパン&ミスモデルジャパン
- スリムな身体
- スタイルの良さ
- 顔の表情、表現力
- ポージング
- ウォーキングを含む身のこなし、見せ方
- 知性、品格、誠実さ
ベストボディジャパンに比べると、スタイリッシュさが大事なモデルジャパン。
こちらが、いわゆる細マッチョと呼べるくらいでしょうか。
しかし、かなりトレーニングしないとここまでにはなれないでしょう。
ミスターベストフィジーク&ミスベストビキニ
- バランス良く筋肉の付いたスタイル
- 筋肉を魅力的に魅せる表現力
- ウォーキング、ポージング、見せ方
- ステージ上での品格や明るさ
- スポーティーな筋肉美
上2つに比べ、さらに筋肉量が多くなります。
その他の区分
基本的には18歳以上ですが
- ミスターのみハイスクール部門
- 大学生だけのカレッジ部門
- 医師免許を持った人だけのドクター部門やナース部門
- パーソナルトレーナー部門
- グラマー部門
などさらに狭い枠での大会も行われました(同日開催)。
今後も開催されるのでしょうか。
ちなみに、決勝審査は私服(スーツ)で行われるベストボディモデルという区分もあったのですが、今はなくなったようです。
審査基準で大事なこと
男性の場合、全体的なバランスやポージングはもちろんですが、個人的には最低限「引き締まった体」がかなり大事な要素としてあるのではと思っています。
入賞者は、体脂肪率でいうと5%前後の印象です。
体脂肪率的には10%くらいが健康的だとは思うのですが、それでは予選すら通りません。
脂肪をできるとこまで落としてからがスタートラインです。
審査基準に「健康美」とあるのですが、体脂肪率5%は人間として生きる上で健康だとは言えません。
しかしそこは競技として割り切って、体を絞りきる練習が必要です。
ちなみに女性についてはそこまで絞りきる必要はありませんが、基準に関して詳しくないので言及は避けます。
年齢別区分
年齢別のコンテストなので、上のエントリー区分の中からさらに年齢ごとに分けられます。
同じ年代の方たちと戦えるのも面白いところです。
男子
ミスター・ベストボディ部門
- フレッシャーズクラス(18歳~29歳)
- ミドルクラス(30歳~39歳)
- マスターズクラス(40歳~49歳)
- ゴールドクラス(50歳~年齢無制限)
女子
ミス・ベストボディ部門
- ガールズクラス(18歳~29歳)
- レディースクラス(30歳~39歳)
- ウーマンズクラス(40歳~49歳)
- クイーンクラス(50歳~年齢無制限)
エントリーの仕方、出場時の服装、それにかかる費用など
エントリー
ホームページからエントリーします。
自分が出たい大会のエントリーフォームボタンを押し、エントリーフォームに入力します。
その際、エントリーが書類審査を兼ねていますので、体の写真を添付する必要があります。
- 全身が写っている写真1枚
- 上半身が写っている写真1枚
審査とはいっても、エントリー時点で落とされることはほとんどありません。
書類審査の時点で体脂肪率が10%ほどあったとしても普通に審査に通るでしょう(自分の場合はそうでしたが、断言はできません)。
出場時の服装、費用
まず書類審査が通り、エントリーを完了するためには出場費を振り込まなければいけません。
大会によって違いますが、14,300円(税抜価格13,000円)です。
年々価格が高くなっている気がします。。
そして、コンテスト時の服装が決まっています。
- 予選審査はサーフパンツ
- 決勝審査はボクサーパンツ
が必要です。オンラインショップ、または当日会場で購入することもできます。
合計で約20000円はかかりますね
ベストボディジャパンで受けられるサービス
レッスン
一度説明しましたが、ベストボディジャパンの公式のセミナーを受け付けています。
そこではウォーキング、ポージング、その他審査や分からないことについて聞けるとてもいい機会です。
グループレッスンと個人レッスンがあり、グループレッスンは事前申し込みで7000円、個人レッスンは20000円ほどです。
ボディカラーリング
ベストボディジャパンもボディビル同様日焼けをする必要があります(絶対ではない)。
大会会場では照明が強く、白い体では筋肉のカット(繊維)が見えづらいからです。
体を焼く方法としては、自分で外やお店にいって日焼けするしかありません。
しかし日焼けはしたくないという方は、ベストボディジャパン専用のカラーリングであれば使用可能です。
2020年より、カラーリングは全面禁止になりました。⇒公式ニュースより
費用合計
初めて出場するにあたって、利用できるものを全て利用するとなると
エントリー費用 10000円
レッスン費用 7000円
サーフパンツ(水着)費用 4000円
ボクサーパンツ 4000円
カラーリング 15000円
計 40000円
なかなかお高いですね。
もっと安く済ませようと思えば済ませられますが、エントリー費などは出場ごとにかかるので、ある程度の出費は覚悟する必要がありますね。
最後に
ベストボディジャパンについてまとめてみました。
以前は体を鍛えても、ボディビルに出場するか、「何のために鍛えてるの?」と言われるか…。
今では気軽にこういったコンテストに出場する機会があるのでとてもありがたいですね。
コンテストに向けてトレーニングを始めるもよし、コンテストを考えてなかった人もこれを機会にコンテスト出場を目指すもよし。
体を鍛える目的、その先の選択肢が増えるのことは人生が豊かになると思います。
コンテスト、目指してみませんか?。