過去に自転車で日本一周をした僕が、自転車で良かったと思った点をまとめました。
自転車で日本一周をする人は多分年間で100人〜ぐらいでしょうか、そんなにいないかな?
参考になるかは分かりませんが、参考になれば幸いです。
まずなぜ自転車なのか
そもそも自転車で行くと決めた理由。
金銭面
以上。
最初はバイクで行きたいなーと思っていたんです。
しかしそもそも2輪の免許を持っていなかったので、自転車しか選択肢がなかったのです。
当時は歩きで日本一周している人の存在も知らなかったし。知っていたとしても歩きではしなかったと思いますが(笑)
それからは、日本ブログ村などで自転車で日本一周している人のブログをよく読んでいました。
自転車にして良かった理由
(北海道:稚内)
それでは早速、自転車旅の素晴らしさを知ってもらいましょうか!
達成感
(北海道:宗谷岬)
ありきたりな理由かと思うでしょうが、これは本当に何にも代え難い自転車旅のメリットです。
人によってルートや目的も様々ですが、日本を旅するということは険しい山をいくつも越えます。
そして行ったことのない町や景色を目の当たりにするのです。
この達成感は自転車旅ならではでしょう!バイクや車では味わうことのできない快感です。
初めて宗谷岬に着いた時は、「ついに自転車でここまできたんだ」と感動しました。
自分の力で成し遂げる力がつく
エンジンに頼らず自分でペダルを漕ぎ、前へ進む。
ただそれだけなんですが、それが大変なんですよ……。
バイクや車なら、ただアクセルを踏むだけで進みます。
車ならいつでも寝ることができます。
あえて険しい道を選ぶことによって、継続力、根性といったものは確実に鍛えられたと思います。
冒険している感
自転車でとにかく遠くへ行ってみる。
子どもの頃、冒険心のある人ならばやってみたことがあるんじゃないでしょうか。
知らない道、知らない町、知らない人達……。
不安になりながらも、どこか高揚感を覚えやみつきになるあの感覚。
「おとこのこはいつかたびにでるものなのよ」by レッドのママ
飯がうまい
(三重:四日市トンテキ)
もちろん個人差はありますが、1日に自転車で何十キロ、百キロと走ることになります。
その疲れきった体で食う飯が
うますぎる!!!!あぁぁあ!!!
体に染み渡る感覚っていうんですかね、まさにソレを体感します。
ご当地B級グルメでもいいし、ご当地ソフトでもいい、キャンプして自分で作ってもいい、コンビニのおにぎりでもいい、とにかく全てがうまいんです。
頑張った自分へのご褒美、払った代償の対価、それが「ご飯」。
この幸福感は何にも替えられません!!
ガソリン代がかからない
バイクや車は、動かすためには常にガソリンというエネルギーがいります。
まして日本を巡るとなればその代金もバカになりません。
しかし自転車ならガソリン代はタダです、タダ。
体が動く限り移動することができます!!!
その代わり、ごはんというエネルギーが必要になるのですが(笑)
駐車場に困らない
これは本当に楽だと感じました。
駐車場のない公園もコンビニも、自転車ならあまり気にせず停めておくことができます(迷惑はかからないようにね)。
バイクでも、どうしても車体と荷物で幅をとってしまったり、音がうるさかったりと周りに気を使わないといけませんからね。
速度がちょうどいい
車、バイクだと、速度が速すぎてどうしても色々と見落としてしまいがちです。
歩きだと遅すぎてもはや苦行です。
あらかじめ観光したい、立ち寄りたい場所を全部決めているならいいのですが。
ふらっとのんびり旅をして、その時その時で立ち寄る場所を決めることができる。
そして田舎の心地よい風を全身で感じることができる。
自転車一択でしょう!
すぐ立ち止まれる
(愛媛県:とびしま海道)
上とほぼ一緒ですが、やっぱりバイクや車だとどうしても止まるのが面倒だと感じてしまうことがあると思います。
その点自転車は、いい感じのスポットを見つけたらすぐ止まって立ち寄ることができますし、いい休憩にもなります。
声をかけられる
まず車だと、そもそも旅をしているかどうか分からない。
バイクは荷物を積んでいたとしても、速度が速いのですぐどっかに行ってしまう。
観光地などで停めていて声をかけられることはあると思いますが。
自転車の場合、まず荷物の量で一目で旅をしていると分かる。
速度もゆっくりなので、車で追い越される時に応援されたり、自転車をどこかに停めている時も、興味を持って話しかけてきてくれたりすることがよくあります。
自転車に荷物を積んでいる光景は日本では珍しいですからね。
応援されたり、話しかけてもらったりするために旅をするわけではないのですが、やっぱり声をかけてもらえるとうれしいもの。
僕もかなり色んな方に声をかけていただきました。
中には家に泊めてくれる方も!
これは自転車の特権といってもいいでしょう。
飛行機に積みこめる
(沖縄県:与那国島)
この理由は自分の中でもなかり大きく、本当に自転車にして良かったと思いました。
なぜなら
愛車を離島に持ち込めるのですから!
フェリーで行けるところであればバイク、車も持ち込めるのですが、沖縄の離島となると飛行機しか手段がありません。
沖縄の奇麗な海を見ながら自転車で走ることはどう考えても最高という以外にないでしょう。
(沖縄県:下地島)
そして日本の4端(宗谷岬、ノシャップ岬、波照間島、与那国島)を、愛車と一緒に行くことができたことは本当にいい思い出であり、自分の誇りです。
エンジンのありがたさが分かる
さんざん自転車の良さを説いてきましたが、これを経験することによって逆説的にエンジンのありがたさ、すごさが理解できました。
自力で移動することの大変さを知ったからこそ、今まで以上に文明の利器のありがたさというものを認識できた気がします。
まとめ
自分が感じた、自転車旅のメリットをまとめてみました。
もし旅を考えている方で、移動手段について悩んでいる人がいれば参考にしてみてください。
控えめに言って、自転車最高です。