【北アルプス】表銀座縦走 3泊4日テント泊縦走〜後編〜

こんにちは、ふみです。

表銀座を3泊4日で縦走してきたのでその山行記録となります。

前回のブログ

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こちらの続きです。

後編の今回はついに、山に登る人なら誰しも一度は憧れを抱くであろう槍ヶ岳へ挑戦することになります!

後編も素晴らしい思い出の詰まった山行となりました。ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

目次

3日目 槍ヶ岳へ

5:30 ヒュッテ西岳のテント場で起床。

今日は午前中曇り、徐々に回復する予報です。

朝ラーメンを食べ、撤収作業をし、6:40 登山開始です。

ヒュッテ西岳〜ヒュッテ大槍

西岳〜槍ヶ岳のルートはまずめちゃくちゃ下ります

気温もそこそこ低く、周りに人も少なく、程よい緊張感でどんどん進みます。

初日に比べればかなり槍ヶ岳に近づいたものの、いざ目の前にするととても遠く感じました。

水俣乗越

ここから槍沢へ下ることができるようです。

ちなみにこのあたりからYAMAPアプリが調子悪くて、3日目のルートがほぼ取れていなかったのには悲しみました。(YAMAP上では槍ヶ岳に登ってない事になってるし泣)

アップダウンをどんどん進んでいきます。

この辺りから東鎌尾根と呼ばれる、難所とまではいかずともそれなりに危険なコースなようです。

ヘルメットを被り、再び気を引き締めます。

あまり写真を撮ってる余裕はなかったんですが、梯子がかなり多く、けっこう疲れました。

しばらく進むと…

ヒュッテ大槍に到着です。

ここまでくれば、、

槍ヶ岳はもう目の前です。

確かここまで3時間近くかかったと思います。天気がどんよりしてることもあって、より写真が少なかったです笑

ヒュッテ大槍〜槍ヶ岳山荘

それでは槍ヶ岳山荘へ向けて出発です。

南岳方面。

この感じ、なんていうんですかね、まさに北アルプスって感じの、3000m近くのゴツゴツ感。見惚れちゃいます。

振り返り写真。ヒュッテ大槍が見えます。

かなりゴツゴツした岩場を登っていきます。足場は広めなので危険はあまりないですが、気をつけないといけないポイント。

槍ヶ岳山荘まであと少し・・・!

10時すぎ、ようやく山荘に到着です。

テントの受付をしてから、槍ヶ岳に登る準備をしようと思います。

しかし

なんと、テント場の空きがラスト1つとのこと…!

表銀座コースの前半は全然人がいなかったので甘くみてました。。

まだ早い時間だというのに、槍ヶ岳人気は凄いですね。

しかも槍ヶ岳のテント場は山荘からけっこう遠くにあり、おくになればなるほど標高も下がるタイプのテント場だったのでちょっとテンションが下がりました…笑

南岳のほうに下る感じでテント場があります。

写真中央、奥にあるのが私のテントです笑

テントを張ってしまえばもうこっちのもんって感じですが

実はかなりの強風、曇っていて体感かなり寒くて、テントを張るまでにかなり葛藤しました。(この写真はちょっと後に撮ったのでで晴れてますが)

山荘やトイレからめちゃくちゃ遠いし標高差もあって、風をしのぐものもなくテントは張りづらいしかなり寒い、もういっそ槍ヶ岳は諦めて殺生ヒュッテまで下ってしまおうかな..」と笑

体温が下がっていてガクガクと震え、かなり弱気になってしまってました。

が、なんとかテントを張り終え、軽く食事を済ませていたら太陽がこんにちはしてきたこともあり、精神的にも回復しました!

ということで、改めて槍ヶ岳へ登りにいきます!

テント場方面から、手前からトイレ、山荘、右が槍ヶ岳

もう、なんていうか、すごいですね(語彙力)

ほぼクライミングのような感覚で登っていきます。

岩に直接杭のようなものが打ち込まれていたり梯子があったりするのですが、それでも下手すると下手しちゃう感じでした。

垂直の梯子がスリル満点すぎました。

振り返れば山荘

ていうかみなさんめっちゃ普通に登っていくんですけど、初めてじゃない方が多かったんですかね?

すごすぎです笑

そして30分くらいかかってようやく

槍ヶ岳登頂

槍ヶ岳登頂しました!!

最後の梯子が一番怖かったです笑

頂上には小学生くらいの子供とかもいました、ぱないっす、ほんとに。

そして祠での記念撮影の順番待ちをし、写真を撮りました。

記念写真を人に頼んだらあまりいい感じに撮れてなかったんで(失礼)、いい感じに撮ってたカップルの後ろ姿を載せときます。

山頂は360度の大パノラマです。

大天井岳もすごかったですが、槍ヶ岳は比じゃないですね。こりゃ達成感すごいわ。。

山頂はそこまで広くもなく、この時は人がかなり多かった(多分20人はいた)ので、もっと上で写真撮ったりのんびりしたかったですが、邪魔になるので降りました。

降りはけっこう渋滞が起きてます。

降り切ってほっと一息。。テントでご飯食べます。

たらこパスタ。うまし。

これでようやく表銀座コースのクライマックス、槍ヶ岳登頂を成し遂げ、一安心したのでした。

いやー登って良かった。本当に登ってよかった。とんでもないところだ、ここは。

普通に生きてたらまず行こうと思ってなかったと思います。山に登って良かった。

安心し、腹も膨れ、心に余裕が出たので山荘をウロウロしてお土産なんかも買いました。

あとはテントに戻ってぬくぬくと音楽を聞いたり写真を撮ったり、ご飯の支度をしたり

こんなすげぇ夕陽を見れたりして

最高の締め括りでした。ほんとに泣きそうだった。泣かなかったけど。

なんかもう、色んな思いがあったんですけど、とにかくすごいものを見れて良かった、来て良かった、登ってよかった。ってことを強く思いました。

この景色を山の上で見るということがどれだけ幸せなことかと。

こういう綺麗な景色を見て癒されるのが自分にとっての幸せのひとつの答えなのかもなぁなんてクサイことを考えつつ

親子丼を作って食べ、眠りにつきました。

4日目 最終日、下山

もうすでに写真の枚数がかなり多くなってしまってますが、せっかくなので最終日もこのまま書きます。

5:00 起床

最終日は下りだけですが、この山行で一番長い行程なので頑張って早起きしました。

撤収時はどうしてもテント周りが散らかってしまう。。

5:50 朝食を食べ、撤収も完了。

ご来光は見えませんが、遠目に見える朝焼けがとても綺麗です。

ご来光目当てか、早朝から山頂に登る人がたくさんいました。

たぶん真っ暗なうちから登り始めたんでしょうね、めちゃくちゃ寒いし、本当にすごいと思います。。

朝焼けがとても綺麗でしばらくのんびりしていました。

槍ヶ岳、凄いところでした。また来たいと思います。サラバ。

槍ヶ岳山荘〜槍沢ロッヂ

6:45  まずは殺生ヒュッテ方面に一気に下っていきます。

縦走は後半に膝を痛めがちなので、ストックを握り締めて丁寧に下りるようにしてます。

殺生ヒュッテのテント場。

こっちにもいつか泊まってみたい。

振り返れば槍ヶ岳。

あんなに苦労して登ったのに、降りてしまえば一瞬ですね、毎度下山は寂しくなります。

まだ(槍ヶ岳が)見える、まだ見えると思いながら何度も振り返りました。

しかしかなり晴れてきました。下ると晴れるのはあるあるです。

歩いている時はそんなに思わなかったですが、改めて写真を見るとけっこう紅葉してきてますね。

9:00  槍沢大曲り。

ここまで下るともう高度感はほぼありませんね。

あとはだいたい沢沿いでひたすらに長い道を歩いていきます。

梓川?

ババ平テント場。

上高地〜槍ヶ岳で登る人はこちらでテント泊する人が多いみたいですね。

そういえば3日目に東鎌尾根で少し喋った方々もババ平に泊まっていたと言っていたなぁ。

「槍が見えるよ」

バッチリ見えました。

ここで見えるのがラスト槍ヶ岳。

そしてそのすぐそばにあるのが槍沢ロッヂ。

槍沢ロッヂ〜上高地

川がめちゃくちゃ綺麗です。。最高の癒し。

11:10  横尾到着。かなり賑わっていました。

ここまで来ると安心感がすごいですね。もう完全に下りきりました。

あとは平坦な道を約3時間歩くだけ。

マッチがうまい。

12:10 徳沢ロッヂ

森の中、人々がそれぞれ休憩したりのんびりしてる風景がなんというか、すごい良かった。

そして徳沢といえばなソフトクリームを食べます。

最高にうまい。

13:10  明神を素通り。

13:40 河童橋を素通り

人の量がとんでもなかったです笑

そしてついに..

上高地バスターミナルに到着です。。

いやー歩きました。槍ヶ岳から一気にですからね。20kmくらい。

1日でこんな距離を歩いたことは多分初めてです。

めっちゃ疲れました。

いやほんとに人が多い。

初日はただ天気が悪かったから人がいなかっただけっぽいですね。

コロナとか関係なかった。。

とりあえず下山のご褒美でおやきをいただきます。

あとはバスチケットを購入し、新島々へ。

そこから電車に乗り換え松本。スーパーあずさで東京に戻りました。

表銀座縦走まとめ

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