フュージョンという音楽ジャンルを知ってますか?
言葉は聞いた事無いとしても、曲を聞けば「あぁ〜、これ聞いた事あるかも」って人が多いんじゃないかなと思います。そんな音楽です。
自分は大学生時代にバンドをやっていて、その影響もあって色々なジャンルの音楽を聴いていたのですが、自分がとてもよく聴いていたのがこのフュージョンでした。
オシャレな音楽や風景が好き(自身はオシャレではない)なので、フュージョンはそんなオシャレにピッタリな音楽です。
フュージョンとは
フュージョン(Fusion, Jazz Fusion)は1960年代後半から現在に至るまでのジャズを基調にロックやラテン音楽、R&B、電子音楽などを融合(フューズ)させた音楽のジャンルである。一般的には、ジャズジャンルから確立されたものの一種に位置づけされている。-wikipedia
ということらしいです。
基本がジャズなので、フュージョンはオシャレなんです。
オシャレなBGMとして、スーパーの店内BGMや朝の情報番組、報道番組などで頻繁に使われています。
単純にJ-POPの曲の歌メロをギターやシンセなどに替えたカバーなどは特にスーパーでよく聴きますね。個人的にそれもフュージョンに近いかなと思ってます。
フュージョンは基本的に歌が無いのでインストゥルメンタルにもジャンルされると思います。
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ジャパニーズフュージョン
フュージョンとジャンルされる中でも、日本のフュージョンはまた別で確率されています(多分)。
音楽理論的なものは詳しくないので言葉で説明するのは難しいですが、海外のフュージョンと呼ばれる音楽とはちょっと違ったポップさというか
すごく聴きやすいのがジャパニーズフュージョンの特徴ではないかと(勝手に)思っています。
これはジャパニーズフュージョンに限った話ではないのですが、基本がジャズということもあり、ライブではテーマ以外のリードパートは(メインのメロディ)アドリブで演奏されることが多いです。
そして基本的にフュージョンミュージシャンはバカテクです。ソロなんか口を空けてぽかーんって聴いてます。
日本のフュージョンバンド
ではそんなジャパニーズフュージョンの代表とも言えるバンドを紹介します。
T-SQUARE
もうフュージョンと言ったらこれ!というぐらいフュージョン界では説明不要な大バンド「T-SQUARE」。
1978年に先駆けとなるバンド「The SQUARE」として活動開始してから2018年の今に至るまで、メンバーを替えながらずっと活動を続けています。
アルバムごとにメンバーやゲストとなるアーティストが変わるのも面白いところです。
そしてT-SQUAREと言えばこれ
「TRUTH」
これも説明不要の伝説の曲です。F−1の曲として有名ですね。
「宝島」
こちらはTRUTHとはまた違うゆったりとした、海が似合うようなおしゃれな曲です。
ちなみに、リードで使われている縦笛のような楽器は「ウインドシンセサイザー」と呼ばれるものです。
このウインドシンセサイザーが、まさにT-SQUAREっぽいところですね。
カシオペア
こちらもT-SQUAREと並んで数えられる有名バンド「カシオペア」
1976年に結成されてから、若干のメンバー変更もありつつ2006年まで活動を続け、一旦活動休止します。
そして2012年にカシオペア3rdとして活動再開しました。
とりあえずこの曲を聴いてください。
「ASAYAKE」
このイントロからのAメロ、1度は聴いた事があるんじゃないでしょうか。
全体的な曲調としては、同じジャパニーズフュージョンとしてT-SQUAREと被るというか、聞き分けがつかないところもあるかもしれません。
カシオペアの特徴は、やはりギタリストの野呂一生の存在が大きいと思います。
リードギターが最高に気持ちいいです。
DIMENSION
上の2つに比べると比較的新しいバンドで、1992年〜活動の「DIMENSION」
新しいと言っても、やはり活動期間は長いですね。
フュージョンバンドのメンバーは、バンド以外にもそれぞれミュージシャンとして活動していることが多い事や、一般的なJ-POPに比べるとライブや曲もアドリブだったりと比較的自由な事が多いので長く続くのかなーと、勝手に思っています。
固定メンバーは3人です。
曲調はどことなく今風を感じさせるサウンドです。
ギターのサウンドやフレーズだったり、シンセの音だったりですかね。一言で言うと、カッコイイ
TRIX
「TRIX」は、なんと元T-SQUAREのメンバーや元カシオペアのメンバーがいる異色バンドです!
2004年からギタリストの平井武士が加入した時に、TRIXとして活動開始しました。
楽曲にコミカルな要素があったり、パフォーマンスに「電動ヅラ」など用いたりと通常のバンドよりも仕掛け的要素が多かったので、英単語のTRICKをもじりTRIXというバンド名に決定した。
リーダーの熊谷がこのバンドをハイパーテクニカルコミックフュージョンサービス団体と称しているだけあり、上記のようにテクニックのみにとどまらずライブ時のパフォーマンスや、楽曲に対する「遊び」も兼ね備えたバンドである。-wikipedia
とある通り、曲もウケ狙いのような曲があったり、ライブでもとても楽しそうな様子が分かります。
こんな感じでコミカルな曲をやることも。
めちゃくちゃ楽しそうに演奏します。
ですがみんな技術が高いので、演奏も安心して聴いていられます。
こんなカッコイイ曲もあります。こちらもF1で使われそうなノリの良い曲ですね。
ちなみに2011年、日本の超新星フュージョンギタリスト「菰口雄矢」が加入します。
菰口雄矢ファンとしてはマジか!!(色んな意味で)と言う感じだったんですけど
案の定、2016年には音楽性の違いで脱退してしまいました。
やっぱりちょっと毛色が違うかな〜という感じだったので。
菰口さんには、菰口雄矢が目立つ超絶テクニックが光るライブをして行ってほしいですね。
まとめ
上で紹介してきたライブ音源などを聴けば、日本のフュージョンてこんな感じなんだ〜って分かってもらえると思います。
それぞれ今までリリースしてきた曲の数が尋常ではないのでそれぞれアルバム1枚ずつ垂れ流しでBGMとして聴くぐらいがいいと思います。