鍛えた自慢の体をおひろめする場は、何もボディビルだけではありません。
今はいろいろな企業、団体がコンテストを開催しており、自分に合ったカテゴリのコンテストに出場することができます。
年々フィットネスコンテストの種類も細分化、複雑化しており、日々アンテナを張っていないと知らない情報も多々出てくると思います。
ここでは、「コンテストに出てみようかな?」と考えている方に向けて代表的なコンテストを紹介します。
コンテストの主催は主に4つ
最近では様々な団体がコンテスト(大会)を主催しており、さらにその中でも部門の違い、身長、体重区分などもあるのでかなり細分化されています。
JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)

日本ボディビル・フィットネス連盟
通称JBBF
日本最大のボディビル競技の運営組織であり、1955年からの長い歴史があります。
ボディビルの大会はほぼJBBFで行われています。
メンズフィジークの競技人口も多く、年々盛り上がりを見せています。
またドーピングにかなり厳しいことで有名で、アンチドーピング講習を受けないと出場することができません。
また、その他JBBFの登録選手は他団体の大会に出場すること、個人での売名行為などを禁止しているなど厳しい制約があります。
開催部門
【男子】
- ボディビル(体重別)
- メンズフィジーク(身長別)
【女子(身長別)】
- ウィメンズフィジーク
- ミスボディフィットネス
- ミスフィットネス
- フィットネスビキニ
NPCJ

一般社団法人NPCJ
こちらは2015年に設立されました。
新しいと言ってもNPCJに出場する選手は多く、人気のある大会です。
こちらも選手登録(→NPCJカード作成ページ)が必要ですが、部門が多く設定されていることもあり、初心者でも出やすいと思います。
2018年から、NPCJで開催される大会においてIFBBプロになる資格を得る事ができるようになりました。
それに加えてそのプロは賞金の出る大会にも参加することができます。
開催部門(それぞれ身長別)
【男子】
- メンズフィットネスモデル
- メンズアスリートモデル
- メンズフィジーク ノービス
- メンズフィジーク
- クラシックフィジーク
- ボディビル
【女子】
- ウィメンズフィットネスモデル
- ウィメンズアスリートモデル
- ビキニ
- フィギュア
【その他】
- キッズフィジーク
- ファミリーフィジーク
ベストボディジャパン(BBJ)

一般社団法人ベストボディジャパン協会
こちらは耳にしたことがある人が多いのではないでしょうか。
2013年設立の、細マッチョコンテストの先駆け的存在です。
スーパーバイザーは、元K−1選手の魔裟斗。俳優の金子賢が出場したことでも有名です。
選手登録は必要なく、HPから直接大会に申し込む事ができます。
開催部門
【男子(年齢別)】
- ミスターベストボディジャパン
- ミスターモデルジャパン
- ミスターベストボディ・スーパーモデル
- ベストフィジークジャパン
【女子(年齢別)】
- ミスベストボディジャパン
- ミスモデルジャパン
- ミスベストボディ・スーパーモデル
- ベストビキニジャパン

サマースタイルアワード(SSA)

サマースタイルアワード実行委員会
通称サマスタ
こちらは上のベストボディジャパンに出ていた金子賢が立ち上げ、実行委員長を努めています。
コンセプトはズバリ、夏が似合う男(女)。
2018年に独自のプロ制度を導入。
開催部門
【男子】
- スタイリッシュガイ
- ビースティ
- フィジーク
- ヘラクレス
【女子】
- ペティ
- ビューティーフィットネスモデル
フィジーク?ボディビル?各部門の違い
では続いて、部門の説明。
女子は詳しくないので、男子のみ紹介させていただきます。
ボディビル

こちらはみなさんが思い描く通りのものですね。
ビルパンを履きこなし、体全部が評価基準です。
ポージングも筋肉を強調するようなポーズで何種類かあります。(ちなみに上の画像は「サイドチェスト」です)
またボディ系のコンテスト全てに言える事ですが、体脂肪率が低く、より筋繊維がはっきり見える事が重要です。
勘違いされている方も多いのですが、国内でのボディビルの大会はオイルの使用は一切ありません。
日焼けサロンなどに通って黒い肌を作り、本番直前にボディカラーを塗ることが多いです。
また、国内のボディビルは全てアマチュア競技です。賞金は一切でません。
せいぜい副賞でプロテインが出るくらい。
多くは、パーソナルトレーナーやセミナーなどしたり、副業をして生計をたてているのが現実です。
それでも鍛えるんです…!!
フィジーク

ここ数年で1番熱い部門(多分)、それがフィジークです。
上で紹介した4つのコンテスト全てにフィジーク部門がありますが、それぞれで評価基準は違います。
だいたい共通していることは、サーフパンツを履くため下半身の筋肉は評価されず、肩幅(三角筋の大きさ)とウエストの細さが大きく評価されます。
上半身全体の筋肉量はもちろんのこと、いかに低い体脂肪率で臨めるかも重要です。
フィジークにもポージングがあり、ボディビルとは違うフィジーク特有のポージングがあります。
以下で説明するベストボディジャパンやサマースタイルアワードなども、基本的にはこのフィジークのポージングを参考にしており
- フロントポーズ
- サイドポーズ(左右)
- バックポーズ
の4種類が基本になっています。
それ以外(BBJ,SSA,NPCJ)
主催によって細かく違うので、それぞれの特徴を簡単に説明します。
ベストボディジャパン(ベストボディジャパン)

ベストボディジャパン
筋肉が発達しすぎていないバランスの良い体が求められます。
とはいえ、少なくとも2年以上はストイックにトレーニング&食事管理しないと入賞はできないでしょう(断言)。
予選審査はサーフパンツ(またはデニム)、決勝審査は専用のボクサーパンツを購入する必要があります。
また、ポージングもベストボディジャパン専用の規定ポーズがあります。
ちなみに肌の色はだいたいの方が日焼けです。
ベストボディジャパン専用のカラー剤使用可能。
ミスターモデルジャパン(ベストボディジャパン)

ミスターモデルジャパン
こちらは、ベストボディジャパンに比べると筋肉の量はそこまで多くなく、まさに細マッチョと言った印象。
ベストボディジャパンに比べたら敷居が低いと言えると思います。
ビースティ(サマースタイルアワード)

ビースティ
ベストボディ基準で、筋肉量的にはベストボディジャパンにあたります。
しかしボクサーパンツは自由、ポージングもフィジーク寄りで比較的自由。
肌の色は、サマスタ専用のカラー剤のみ使用可能。
スタイリッシュガイ(サマースタイルアワード)

スタイリッシュガイ
ビースティに比べたら筋肉量は少なく、よりスタイリッシュな身体がベスト。
ベストボディジャパンとミスターモデルジャパンのような関係です。
メンズフィジークノービス(NPCJ)

メンズフィジークノービス
ノービスとは、初心者という意味で、過去の入賞者は出場できないカテゴリです。
つまりフィジークの入門的な位置づけですね。
ちなみに、私はこのフィジークノービスに出場する予定です。(あくまで予定)
筋肉量でいえば、ベストボディジャパン(ビースティ)以上フィジーク以下といった感じでしょうか。
あくまで入賞するための参考の筋肉量なので、もちろん誰でも出場できます。
肌の色は、NPCJは基本的にフィジーク、フィジークノービスのみカラー剤使用可能。
※その他開催場所などによって変わります。
メンズアスリートモデル(NPCJ)

メンズアスリートモデル
筋肉量で言えば、ベストボディジャパンとモデルジャパンの中間ぐらいでしょうか。
こちらもフィジークの入門的な位置づけとされています。
サーフパンツではなく、デニムを着用します。
メンズフィットネスモデル(NPCJ)

メンズフィットネスモデル
こちらはアスリートモデルの入門的な位置づけとされています。
上半身はタンクトップ着用。筋肉がメインではなく、あくまでファッションモデルのようなふるまいが評価されるようです。
写真を見る限りそこまでアスリートモデルと筋肉量は変わらなそうですね。
まとめ
ボディビル以外のコンテストのことがなんとなく分かったでしょうか?
意外と色々種類があるんだな〜ぐらいに思ってもらえれば大丈夫です。
JBBF意外はとても敷居が低く、初心者でも参加しやすいと思います。
ちなみに広義の意味で、ボディビルは「体作り」。今風に言うとボディメイクです。
理想の身体目指して頑張りましょう!

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