筋トレ初心者の方におすすめな本「目でみる筋力トレーニングの解剖学」の紹介です。
突然ですが
「筋トレを始めたはいいものの、どんなトレーニングが効果的なのか分からず適当に知っているトレーニングをだらだらとやっている」
なんて状態に陥っていませんか?
それもそのはず、筋トレはとても奥が深いもので
- どこの筋肉を鍛えるのか
- どういう動きで鍛えられるのか
- 正しいフォームでできているか
この3点を意識できていないと、思うように効果は出ないのです。
逆に言えば、この3点をしっかり意識すれば効果は自然と出てくるはずです。
私はもうトレーニングをして3年になりますが、この本にはとても助けられましたし、今でも初心を思い出すためによく読み返しています。
- どんなトレーニングの種類があるのかまだよく分からない
- トレーニングはしているけど、どこに効いているのかいまいち分からない
- 鍛えたい筋肉の名前を知らない
こんな方にはぜひおすすめしたい1冊です。
ではどんな内容なのかみていきます。
図解で分かりやすく解剖学的視点を学べる

筋肉の名称は、主要な大きい筋肉だけ覚えればOK
まずこれでもかというくらい全身の筋肉が紹介されています。
しかし、正直これ全部は覚えるのは大変ですし、覚える必要もありません。
エクササイズに登場する、主要な大きい筋肉の名称だけで十分です。
一般的にトレーニングでは、
- 腕(前腕、上腕二頭筋、上腕三頭筋)
- 肩(三角筋)
- 胸(大胸筋)
- 背中(僧帽筋、大円筋、広背筋、脊柱起立筋)
- 脚(大臀筋、大腿四頭筋、大腿二頭筋)
の5部位に体を分けて見ることが多いです。
上記の筋肉をなんとなく覚えておけば困ることはありません。
例:ベンチプレス

ベンチプレスを例に見てみましょう。
ベンチプレスのメインターゲットの筋肉は
- 大胸筋
- 三角筋前部
- 上腕三頭筋
の3つです。
その主要な筋肉は色付き、太字で説明があり、さらにどのような動き方をするかまでしっかり図解で載っています。
他にも動きのバリエーションの説明など、細かく情報が載っています。
目でみて直感的に分かるので、エクササイズを試しながら覚えていければいいと思います。
載っているエクササイズの種類が豊富
この書籍には、流行りのYoutuberが編み出したようなオリジナルのトレーニング法などは載っておらず
筋肉を鍛える上で絶対に抑えるべき基本の種目がこの1冊に網羅されています。
筋トレの王様と呼ばれるBIG3はもちろん、上級者が好むプルオーバーやアップライトロウ、さらにマシンを使ったエクササイズも。(意外とコアなエクササイズも載っていますが。)
内容の全貌として
- 腕 → 24種類
- 三角筋 → 16種類
- 胸 → 14種類
- 背中 → 17種類
- 脚 → 16種類
- お尻 → 9種類
- 腹筋 → 15種類
なんと全部で110種類ものエクササイズが載っています。
自分は1つの部位のトレーニングは多くても3〜4種目くらいなので、十分すぎるくらい網羅できます!
エクササイズに関する重要な情報がきちんと説明されている
怪我をしやすいエクササイズに関して

「ウエイトトレーニングって怪我をすることがあるんじゃ…?」
という認識を持っている方もいると思います、それはその通りです。
間違ったフォームだったり、自分の扱える重さ以上に重りを付けたりすると、簡単に怪我をしてしまいます。
しかし、怪我をするのには理由があります。
- なぜ怪我をするのか
- どういったフォームが危ないのか
ということが図解でしっかり説明してありますので、怪我予防にも正しいエクササイズ法を学んで、自分に合ったエクササイズを選ぶことができるようになります。
ウエイトトレーニングそのものが危険なのではなく、どのようにやるかが大事なので、本書を読むことで偏見が少しでもなくなればと思います。
可動域の違いでの効く部位がかわる

特に肩周りのエクササイズに関することですが、サイドレイズをする際、平行以上にあげようとすると三角筋ではなく背中の僧帽筋に刺激が移行すると書いてあります。
三角筋よりも、よく僧帽筋が筋肉痛になるんだよなぁ…といった方へ参考になる情報です。
きちんと図解で説明してあるので初心者の方でも分かりやすいですね。
まとめ
トレーニングに関しての説明が無駄なく最小限に丁寧と説明されており、初心者〜上級者まで評判の高い1冊です
「筋力トレーニング」に関する本なので、好きで体を鍛えたい人やかっこいい体になりたい人はもちろん、競技力向上の目的としてもとても有用な書籍だと思います
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