- サプリメントを飲んでいるけど、いまいち効果があるのか分からない
- お金もかかるし、サプリメントは少しずつしか飲んでいない
こんな方は、ドーズレスポンスを意識すると変わるかもしれません。
ではドーズレスポンスとは何か?
簡単に言うと効果の出る摂取量のことです。
大前提として、サプリメントは補助食品なので薬とは違い元々即効性はありません。
野菜を食べたからと言って、ビタミンを感じてその日のうちに元気になった!とはなりませんよね。
この記事では
- ドーズレスポンスについて
- サプリメントの必要量の考え方
について書いていきます。
基本的にサプリメントはすぐに効果が出るものではないということは、ぜひ念頭に置いて読んでいただけると幸いです。
ドーズレスポンスとは
ドーズ = 摂取量
レスポンス = 反応
ということを意味します。つまり
「どれだけ摂取したかで反応が変わる」ということは理解しやすいと思います。
ではどれぐらい摂取すればいいのか?
ということを理解するためにドーズレスポンスカーブというものがありますので、以下で説明していきます。
ドーズレスポンスカーブとは

この図をドーズレスポンスカーブといい、横軸は摂取量、縦軸は効果を表します
見ればわかる通り、ある程度に達した時点で急に効果が現れています。
実は栄養素というものは
摂取した分に比例して効果が現れる
のではなく
少量摂取しただけではほとんど効果が現れない
というのが現実です。
図の赤い点では十分な効果を発揮しているということなのですが、その地点に達する量を至適量といいます。
ならサプリメントを大量に摂取すればいいのか思われますが、その至適量も個人によってかなり差があるので注意してください
しかし、「焼け石に水」という言葉があるように、栄養素もある程度の量を摂らなければ改善することはありません。
至適量の見極め
じゃあ実際、どれぐらい摂取すればいいのか?と思われるでしょう。
これは自分自身で見極める必要があります。
体質やその時の体調、普段の食生活、人それぞれ全く違うので、必要な至適量も変わってくるからです。
至適量が想像もつかないという場合は、まずは大量に摂ってみることをおすすめします。
例えば、普段ビタミン剤を食後に一粒しか飲んでいないのであれば、一度に3~4粒に増やしてみる。という具合に
栄養補助食品ですので、大量にとったからといって不具合が生じることはほぼありません。
特に調子が悪い時は栄養素不足が原因であることがほとんどなので、多めに摂らなければ回復しないだろうということは予想できると思います。
それをちょっと続けてみて、なんとなく調子がいいなと思ったら少しずつ減らしてみる。
逆に良くならなければ徐々に摂取量を増やしてみる。
自分の体を使って、だいたいの傾向を掴むことが大事です。
摂取目安量という名の落とし穴
一般的に販売されているサプリメントには、摂取目安量として
1日に〇粒
と書いてあるものが多いです。
しかし、上でさんざん説明した通り体調や環境によってその時に必要量は全く違いますし、人によっても全然違います。
目安と書いてあると「その通りに摂取しなければいけないんだ」と思ってしまいがちですが、あくまで一般化された目安でしかありません。
ドーズレスポンスまとめ
サプリメントはちまちま摂取していても効果が出にくいということをお話してきました。
・サプリメントには、「至適量(効果が出る量)」がある
・至適量にも個人差がある
今まで効果を感じないな〜と思っていた方も、ドーズレスポンスを意識することで効果が出てくるかもしれません。