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の続きになります。
1日目は長い長い登山道を歩き倒し、白馬を超えてきました。
2日目は杓子岳、白馬鑓ヶ岳の縦走アップダウン登山になります。
辛い1日目を乗り越え、2日目の今日はようやく登山を楽しむことができました。
天国のような稜線歩きから白馬鑓温泉小屋の秘境感まで、最高と言わざるを得ない2日目の様子を写真多めでどうぞ。
白馬頂上山荘〜杓子岳
朝、山荘テント場にて
1日目はしっかり夕飯を食べずに、18時くらいからそのまま朝まで寝てしまいました。
疲労がとんでもなかったですね。
若干曇っていますが、よく寝たせいかスッキリとした気持ちの良い朝でした。
1日目に夕飯をしっかり摂れなかったので、朝からしっかり自炊して作ります。
(自炊が楽しみだったのにできなかった)
家で甘辛く炒めて水分をとばしておいた挽肉と野菜で、そぼろ丼のようなもの
めちゃくちゃうまかったです…!
体にエネルギーとして染み込んでいく感覚でした。
そうこうしているうちに晴れてきました。
撤収したり、慣れないコンタクトを鏡無しでつけるのに苦戦していたりしたらもう6時。さっさと出発しましょう!
ちなみに白馬頂上山荘のトイレはお世辞にも綺麗とは言い難かったです。女性はちょっときついかもしれないですね。
登山道に戻る途中で。やー、なかなか広いんですけど、ほんともう奥の奥しか空いてなかったですからね。
手前に張れたらどんなに良かったか。
登山開始
それでは気を取り直して、2日目の登山開始です!!
楽しい楽しい稜線歩きですが、今日は2座縦走するので、アップダウンも激しいです。覚悟していきましょう。
序盤は気温も涼しくまだ太陽が登りきっていないあの感じ、なんていうんですかね、めちゃくちゃ気持ち良いです。
そうそう、今日泊まる予定の白馬鑓温泉小屋、丁度今日(8月3日)からの営業だったんですよね。
これ、登山計画している時は知らなかったんですけど、本当に良かったです。。
うおお、天国かここは…
こんなところを歩いているのが不思議でならない。これだから登山はやめられないんですよね。
左を見れば見事な光芒
終始ニヤニヤしながら歩いていたと思います。
しかしそんな楽しい稜線歩きも束の間、すぐに次の山へのアップダウンが始まりました。
このアップダウンが1日目の疲労とダブルパンチで右膝へのボディブローとなっていたなんて、まだ知る由もなかった…
降りきって、登り始めた時に後ろを振り返って撮った写真。
写真右上端には白馬山荘が写っています。
登山中、よく振り返るんですけど、なんかいいですよね。
はい、登りの始まりです。
だんだん日が昇ってきて暑くなってきた。
ある程度登ると、杓子岳らしき山が見えてきました。
あ、あれを登るんかいな…。
とんでもないほどの急斜面だ…。
あの急斜面の麓にきました。
ここ、かなり歩きづらいし急斜面だし、めちゃくちゃしんどかったです…。
これ以上は写真を撮る余裕もなく
杓子岳登頂
杓子岳登頂〜!
いやー、だいぶしんどかったですね。
時刻は7時半、白馬岳から約1時間半程度です。
杓子岳から見える白馬岳が最強にかっこよかったですね。
お気に入りの写真です。
しかし、とんでもねぇほどの絶壁でした。
ちょっと休憩してから出発します。
杓子岳〜白馬鑓ヶ岳
登山中ってそんなに怖くないんですけど、改めて写真で振り返るとほんと怖い場所ですよね。
一歩間違えたら真っ逆さまですよ。
縦走ですので、もちろん次の山へいくには下っていきます。
下りが本当にしんどいんですよね。ストックを両手に颯爽と下っていく人を見ると本当にうらやましくなりました。(買えよって話)
杓子岳を降り終えて、再び登りに差し掛かったところで振り返った写真です。
登山道がうねうねと伸びているのが面白いなぁなんて思いました。
そこからちょっといったところに休憩ポイント的なところがあったので自撮りしました。
お気に入りです。
天気といい、奥に見える白馬だけといい、2019年のベストショットだと思ってます。(2019年は白馬岳にしか登ってない)
白馬鑓ヶ岳は、そこまでの急登ではないようで少し安心です。(しんどいことには変わりありませんが)
無心で歩きつづけていたら、分岐に到着しました。
なんかガスってきた…。
ここから鑓ヶ岳山頂までは10分程度とすぐです。
はい、完全にガスの中白馬鑓ヶ岳登頂〜!
時刻は9時前、杓子岳から1時間ちょっと
今回の白馬三山縦走はこれにて達成することができました!
眺望が0なせいで、達成感も若干薄れましたが。
山頂から白馬鑓温泉小屋にそのままいけるっぽかったのですが、なんか不安だったのでいったん分岐に戻ることに。
戻ったら晴れました。
あるあるすぎて困りますねほんと。
白馬鑓ヶ岳〜白馬鑓温泉小屋
それでは、3つの山を制覇できたということで、あとは下るだけになります。
しかしもう1泊するので、楽しみな下りです!
なんか、人増えましたね。
ほどなく行くと、鑓温泉分岐に到着です。
ここでかなり大勢の方が休憩していました。
軽く40人くらいはいたと思います。学生さんたちの割合も多かった。
学生グループは何組かいて、休憩しているグループが出発するグループに向かって
「じゃあ場所取り頼むぞ〜!」
えっ、そんなのアリ?
単独山行の私には考えられない…テント場は戦争だぞ!!?
下りで渋滞するのも嫌だし、テント張れなくなるのも困るので休憩はせずに早々に先を行かせてもらうことにしました。
このあたりを下っている時はまだ良かったんですが、徐々に右膝に違和感が…
体力的にも、やっぱり昨日のダメージは大きく、この日の下りはけっこうしんどかったですね。
こういった落差の大きめな段差がかなりきつかったです。
騙し騙し下っていきます。結局、途中で1組の学生グループに抜かれてしまいました。
oh…
鎖場予告
このあたりも、膝に気を使いながら下りるのがしんどかったです。
あぁ、次からはもっとうまい山行計画を立てようと誓うのでした。
若干ガスっていたのもあり、断崖絶壁に咲く花たちに癒されながら下っていきます。
これはなんですか?ユリ?(花にあまり興味がない)
無心で下っていると、ついに、ついに見えてきました….
と、写真を撮ってちょっと座って休憩しようと不安定な場所に腰掛け、カメラも置いたんですよ。
そしたら、カメラが1人でバランスを崩してゴロゴロと転がって、登山道から外れた崖のほうに落ちていきました…
一瞬で頭が真っ白になりました。オワタ。
ああ、今年買ったばかりのフルサイズ、さようなら。。
と泣きそうになっていましたが、よく見るとギリギリ手の届くところに引っかかっているではありませんか!!
まさに九死に一生を得たといった感じでした。マジで気をつけよう…
本当に良かった。
白馬槍温泉小屋
ついに到着しました、白馬鑓温泉小屋。
早速受付を済ませ、テントを貼ります。
まだ昼前でしたがテントはそこそこ張ってありました。危ない。
けっこう不安定なところが多かった印象。
平坦な場所を取れてラッキーでした。
汗だくになった服を軽く水で洗い、乾かしたら、まずすることは
温泉!!!
その名の通り温泉が名物であるここは、宿泊をすればただで温泉に入ることができるのです!!
しかも混浴…!!
2020年現在、HPを確認したらテント泊の人も別料金になってるっぽいです。値上げしたのかな?
温泉に何人か入っていたので雑にレタッチしました。心霊写真ではありませんのでご安心ください。
この温泉の温度が熱すぎて、日焼けした肌で入るのは地獄でした笑
日焼け止め、大事。
そんでスッキリした後はアンバサでしょう!!
人生で一番おいしいアンバサでした。
昼ごはんがまだだったので、お昼を食べます。
たらこパスタとオムレツ的な何か。
外は日差しがすごかったのでテントの中で食べましたが、もはや蒸し風呂状態で汗がとんでもないことになりました。
食べ終わったらのんびりタイムです。この時間が本当に幸せなんですよね。
小屋の食堂?の様子。
今日は混雑しているようです。
ネットを見たら、もう予約でいっぱいとあった気がしますが、当日の登山客も受け入れるみたいでした。
山小屋って未だに宿泊したことないんですけど、どこもそんな感じなんですかね。
分かりやすい地図
女性専用風呂もあります。
ものすごい数のビールの空き缶
この山奥の秘境感というか、小さな村というかなんというか、こういう光景がほんと大好きです。
これを味わうために山に登ると言っても過言ではないですね。
温泉には2回入り、学生からじいちゃんたちまで、どこの誰かも知らない人たちと仲良くお喋りできてとても充実した時間を過ごせました。
あぁ、楽しい。
存分にテント場を満喫をしていると、だんだん暗くなってきました。
夕飯の時間です。
登山にはこれ!ってくらい定番な棒ラーメン。
太陽が隠れて涼しくなってきたので、あったかいスープがとても染みる。
食べてる自分を自撮りしてみました。
腕の太さが盛れました。太ってますが。
暗くなってきたので撮影タイム。
温泉が絶えず流れてるのが良い感じでした。あまりカメラを近づけすぎると、温泉の熱で曇ります。
そして完全に暗くなってからはお楽しみのお星様タイム!!
この日は雲が出たり出なかったりと、好条件とまではいきませんでしたが、とてもよく星が見えました。
そして次が1番のベストショット
天の川、こんなに綺麗に撮れたのは初めてです。(D750のおかげ)
めちゃくちゃ綺麗でした。
天の川が出てからは雲がよく出ていましたが、雲が切れた1時間ほどの間に撮影できました!!
これは本当に良い思い出になりました。
2日目まとめ
2日目は、十分な食事と十分な余暇?を楽しむことができて本当に大満足でした。
足のダメージはありますが、登山の楽しさが上回るくらい素晴らしい山行でした。
つらい思い出より楽しい思い出が強く残るからかもしれませんが笑
それでは、3日目に続きます。
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