ケトジェニック中に登山に誘われたので、そのままの状態で登山をしました。
登山はよくダイエットに良いという風にも聞きますが、ケトジェニックでも有効なのか。
また、ケトジェニックでの登山は体力的に大丈夫なのか。
ケトジェニックで登山をすることは初めてだし、何かの実験だと思ってやってみたのですが..。
結論から言うと、「2度とやらない」です。
色々とキツかったので、ケトジェニックでの登山を考えている方の参考になればと思い、そのときの詳細を書いていこうと思います。
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登山時のコンディション
登山時の体重
ケトジェニックを行うということは、体重を落としたい、つまりは通常時よりは太っているということですよね、これはみなさんある程度共通すると思います。
ちなみにわたしは割とハードな筋トレをずっと行なっており、コンテストにも出場したこともあるので、増量、減量などよくやっています。
登山の半年ほど前にコンテストがあり、ハードな減量も終えたところで増量にシフトし、筋肉量を一気に増やそうと目論んでいました。
その結果半年足らずで
70kg → 90kg
まで増えました、ちょっと太り過ぎなのは否めないですね。
登山には関係ないですが、一応ベンチプレスは100kgそこそこ、スクワットは150kgほどを挙げられるくらいではあったので、ただのデブではないことを信じてください。
登った山は、山梨県にある「毛無山」
標高でいえば2000m弱くらいなのですが、標高差は約1000mあり、勾配もけっこう急なのでお手軽登山とはいかない山です。
初めて登ったので難易度はちゃんとわかりませんでしたが、しっかり準備した状態だとしてもけっこうしんどい山かと思いました。
登山のための準備は、特になし
強いていえば、普段から行なっている筋トレです、が
登山は完全な有酸素運動です。
いくら無酸素運動を行い、筋力があったとしてもあまり意味がありません。
ケトーシス状態になってから約2週間ほど経過
摂っていた糖質といえば、プロテインに含まれている糖質や、野菜に含まれている微量の糖質ぐらい。
1日15g前後くらいなので、完全にケトーシスには入っています。
しかしケトジェニックは1発の筋力を発揮する力は弱いものの、どちらかと言うと有酸素に近い運動はあまりパフォーマンスの低下がないと言われているので
案外登山などは相性がいいのではとも思っていました。
登山中の食事、ドリンク
これは主にチーズとBCAA、プロテインですね
糖質を摂ってしまっては元も子もないので、脂質とタンパク質オンリーで持ち運べるとなるとチーズが一番かなと
ナッツという手もあるんですが、ナッツにもそこそこ糖質が入っているのであまり摂りません
また頂上での食事は、鯖缶と卵、味気ないですがケトなのでしょうがない。
巷では、緩い糖質制限とかいうものも流行ってますが
糖質を摂るタイミングを見誤ればケトーシスを抜けてしまい、ただの低カロリーダイエットに成り下がってしまうのでおすすめしませんし、今回も糖質は摂りません。
登山時の様子
前日の夜も、当日の朝もしっかり脂たっぷりの牛肉やらなんやらを食べました。
しかし、いざ登山を初めて数十分
あれ、これしんどい…
もちろん難易度的に低い山ではないので、勾配があり、一歩一歩で稼ぐ標高は高いのでもちろんしんどいとは思うんですが。
体力的に、いつもと比べてすぐにバテました
登山のように、強度が高めの有酸素運動ではケトン体でのエネルギー精製が追いつかないのかなと思いました。
そしてさらに、携行食として持ち歩いていたチーズを食べるのがつらい…。
もともと甘いものが好きということもあるんですが、体が完全に糖質を欲しているのがわかりましたね。
一緒に行った友人がおにぎりやチョコを食べているのを見て心底うらやましくなりました。
疲れている時に脂なんて摂りたくないんだなと本能的に感じましたね。
またさらに、頂上で食べる鯖缶と卵もしんどい笑
せめてウインナーとかハムとかにすればよかった…
山の上で食べる飯はなんでもうまいと思っていましたが、それは。自然の中で食べたいものを食べるからうまいのだろうなと確信しました。
結果として、体重も思ったほど落ちていませんでした。
ケトジェニック登山のまとめ
- 標高差のある登山(強度が高い)では、エネルギーが足りなくなる可能性が高い
- 体がしんどい時に脂をとるのはつらい
- 甘いものが異常に食べたくなる
- 頂上での鯖缶はたいしてうまくない
以上が、ケトジェニックで登山をしてみたわたしが感じたことです。
ケトジェニックのままいくなら、標高差の少ないハイキングに留めておいたほうが無難かと思います。
糖質は偉大です。